玉村町ライオンズクラブは昨年結成十五周年を迎えたクラブです。家族会員を含め七一名のメンバーが地域に密着した奉仕活動を行っています。
玉村町は若い世代の住民が多い地域であることを踏まえ、なわとび大会の主催や薬物乱用防止教室の開催等青少年健全育成を目的としたアクティビティに取り組んできました。献眼啓発活動は群馬県アイバンクのサポーター講習会に参加して学び、メンバー一同その重要性を認識し、クラブ発足からの歴史が浅い中ですがこれまでの献眼登録者数四六七名、献眼者数二名です。毎年一一月に開催される玉村町産業祭においてブースを設け、群馬県アイバンクとの架け橋となる玉村町ライオンズクラブの役割を広くアピールしています。
玉村町産業祭の献眼登録受付ブースおいては、入口に案内板を設置します。「昭和三一年、日本で初の角膜移植が行われた。当時一三歳の少女が日本で初めての角膜移植を受けた。
六六歳になった女性は今も元気で生活している。自分の命には限りがある、自分の命が終わったあとも体の一部(角膜)が他人への愛の光となって何十年も生きつづける、このすばらしさを自分のものとしませんか?」この看板は第七代会長の茂木信義ライオンが考案したもので、大勢の人出で賑わうイベント会場のなかで私たちのブースに足を運んでもらうためにも一役買っています。
また、当クラブはライオンズクラブ国際協会の公認プログラムである眼鏡リサイクル活動を始めました。日本国内でもいくつかのクラブが取り組んでいます。このアクティビティは、不要になった眼鏡をリサイクルして開発途上国や災害被災地で必要とする人々に提供します。アメリカやオーストラリアなどに一八のリサイクルセンターがあり、クラブが収集した眼鏡をリサイクルセンターへ送ると、調整後整理保管され、必要とする人々の元に届けらます。発展途上国では何百万人もの方々が眼鏡を購入出来ずにいます。
眼鏡がないと子供は学習できず、大人の場合は仕事に就けないこともあります。使われなくなった眼鏡が誰かの人生を変える「視力の贈り物」になるかもしれません。これからはこの中古眼鏡収集事業の周知広報活動と併せて献眼登録の呼びかけも行いたいと思います。近視、遠視、乱視の方は目が不自由であることの辛さを知っている筈です。
中古眼鏡の収集を入り口としてアイバンク活動を認知していただくのも有効な方法かと考えます。昨年の玉村町産業祭では中古眼鏡を提供された方に改めて献眼登録の説明を行いました。活動の主旨を短時間で正確に伝えるのは難しいと毎度感じますが、地道な活動の継続がいつの日かアイバンクへの理解につながると信じます。
ウィ・サーブの心を大切にし、今後の啓発活動を一層精進して行わなければならないと、思いを深くしています。
PR情報委員会
加賀美圭介
※写真は、2014年度 玉村町産業際にて行ったアクティビティ
※玉村町ライオンズクラブでは、毎年行われている玉村町産業際(開催日:11月第3日曜日)で、アクティビティを行っております。